マムシ流 つれづれ草 第2回
【家族の平和が、世界の平和だと心得よ!】
若者諸君! 1月半ばだな、元気でやってっか。ジジイババア諸君は、空気が乾燥してる時期だから干からびないようにな、ハハハ。
1月といえば、お正月の次は、成人の日、1月15日だよ。
でも、今は違うんだよな。今年は、1月10日だったんだろ。
まぁ、めでたいことには変わりないから、そんなことをとやかく言うよりは、とにかく、成人を迎えた皆さんにおめでとう! ようこそ、大人の世界へ! と言いたいよ。
まだ、コロナという難敵がはびこっていてたいへんだけどさ。そんなことにくじけることはないよ。一人ひとりが、気をつけて、自分らしい生活を維持していこうじゃないか。
オレはといえば、その1月15日に、成人式の式典じゃないけど、素敵なイベントにお邪魔したよ。『日本写真文化協会』という、全国の写真館を営んでいる人たちの集まりが主催した『全国300家族の写真展』というイベントだったんだ。
オレは、オレのラジオ番組『ミュージックプレゼント』でいろんなところをお邪魔しているけど、写真館にお邪魔することもけっこうあって、そんな縁でお邪魔したってわけだ。
今回、このイベントが開催された会場に飾られていたのは、日本全国の300家族の写真だったんだけど、それがすごいんだぜ
。
全国の各地域の写真館で撮られた、いろんなご家族の写真が6枚で構成されているんだ。この6枚というのが、すごくいいんだよ。
たとえば、若い夫婦で、奥さんのお腹に赤ちゃんがいるという2人の写真がある。そして、その後にお子さんが、2人目、3人目とできて、子どもたちが、小学生、中学生・・・、成人となり、やがてその子たちが家庭を作り、孫ができ・・・、というような写真が6枚つづりで展示されているんだよ。
その写真を見ているとさ、その時々の写真は、そのご家族、その時代を映し出すし、そこには言葉にならない、いろいろな言葉が浮かび上がってくるんだよ。
写真というのは言葉よりも饒舌なことがあるんだよね。まさに、それぞれの“ファミリーヒストリー”を語りかけてくる感じなんだよ。
この日、オレは、イベントで2組のご家族と、その写真を撮った地元の写真館のオヤジと話をする機会を与えてもらったんだ。
最後にみんなで集合写真を撮ったら、オレは大家族の最長老みたいだった、ハハハ。
オレはここに飾られていた300家族すべてと話してみたいと思ったよ。
家族の記念写真というのはさ、平和のシンボルだと思うんだよ。
みんなで写真を撮ろうっていうのは、家族みんなが円満じゃなきゃ、撮ろうと思わないじゃないか。そして、決めの写真を撮るときは、「笑って!」っていうだろ。平和な気分が満載だよ。だから、そんな写真を撮っている写真館のジジイ、ババアの仕事は素晴らしいと思う。自分も幸せじゃなきゃ撮れないんじゃないか。幸せじゃない場合もあるのかな、ハハハ。
まぁ、いずれにしても、日本が、いつまでもみんなが笑顔で写真に写れるような、いい時代が続いて欲しいと心から願うよ。
(1月21日ごろから当日の様子を動画でみられます。)→日本写真文化協会のサイトへ
山口さんご一家
岩崎さん一家の奥様、娘さん。そして左は写真館の平井さん。
二家族揃って!
山口さんの長男がマッサージしてくれて嬉しそうなマム!
二家族、それぞれ6枚の写真です。
(構成・伊波達也)