マムシ流 つれづれ草 第7回
【戦争のミサイルじゃなくて、平和のGG砲を炸裂させるぞ】
日本全国のつれづれ草ファンの諸君! 元気かい。
桜も満開、そして今日から新年度だ。新入学、新入社、新しいスタートはいいな。
世の中いろいろ、あるけど、とりあえずリフレッシュして、新たな人生の第一歩を踏み出してくれよ。
3月は災害と戦争を思い起こす日々だったが、ウクライナは今も戦禍が続いているよな。
何の罪もない人々は、ウクライナもロシアも同じだ。ウクライナの人々はもちろん、ロシア兵だって可哀想だよ。どうか早く終結して欲しい。世界中で祈ろうぜ。
3月後半も色々あったけど、16日は、宮城と福島で震度6強の地震があったな。東北新幹線が脱線したりして、たいへんだったよ。同じ3月、3・11を想起して東北の皆さんは怖かったと思う。19日東北放送『サタデイ・イン・ザ・パーク』ではお見舞いを申し上げたよ。
20日には、立川談慶の30周年落語会『ザ・談慶支援!』というイベントに参加した。ナイツの2人、そして後輩の立川談笑も出たんだ。
談志との思い出話の中心にいろんなことをしゃべって祝ってきたぞ。
談慶は、もともと慶應を出て、ワコールに勤めていたという変わり種、そして談笑は早稲田を出て司法試験を目指していたという、こっちも変わり種だ。二人揃って、立川流の早慶戦だ、ハハハ。談志の愛弟子二人にはこれからもますますがんばって欲しいな。
26日は『ミュージックプレゼント』だった。14日に亡くなった宝田明さんの話をしたよ。
87歳だった。その数日前には舞台のあいさつをしていたのにな。
宝田さんといえば、東宝の大スターだよね。1957年の映画『山と川のある町』ではオレもご一緒したんだけどね。
数々の作品に出演されたなかでも、読者諸君が思い浮かぶのは、やっぱり『ゴジラ』だろうな。今さらいうまでもないが、ゴジラはアメリカがビキニ環礁でおこなった水爆実験が原因で生まれた怪獣だ。この映画のテーマの一つには反戦思想が込められているが、宝田さんは、戦後ハルピンから引き揚げてきた方で、彼自身も反戦思想が強かったんだよな。だから、戦争を語る人が減っていくなかで、晩年は積極的に戦争の話をする機会を持っていたんだ。だからオレはいつも言うように、戦争の話を語り継いでいこうと思う。
宝田さん、どうかゆっくりとお休みください。
そして、戦争の話を語り継いでいくパートナーにと考えているのが大沢悠里ちゃんだよ。
26日で、『大沢悠里のゆうゆうワイド』が最終回を迎えたよな。
オレは番組スタートから16年まで、30年間、悠里ちゃんのところで『ミュージックプレセント』をやっていたからな。土曜日版になって6年か。36年間、本当にご苦労さま!
でもね、まだまだ休ませねえぞ。
もうご存じの人も多いと思うが、4月9日からSpotifyというところで無料配信番組、
『GG放談』というのを悠里ちゃんと二人で始めるんだよ。
昔、細川隆元さんと小汀利得さん、そして藤原弘達さんがやっていた番組『時事放談』になぞらえて、ジジイ二人で、いろんなことを勝手気ままにしゃべるから『GG放談』だ、ハハハ。まぁ、詳しいことはさておき、とりあえず聴いてくれよ! じゃあ、またな!
(構成・伊波達也)