マムシ流 つれづれ草 第11回
【「人生の季節」を語り、味わい、謳歌せよ】
ジジイババア諸君! 元気でやってっか。
『GG放談』、聴いてくれてるかい。オレたちと同じ時代に生きた人たちや、少し後輩が聴いてもでもよくわかる配信を心がけてるからな。若者が使うようなわけのわからない横文字は使わないから安心して聴いてくれ。オレもようやく「スポティファイ」と言えるようになったくらいだからな、ハハハ。
マスクが取れるようになるまでもう少しの辛抱だな。オレは5月後半もいろいろあった。
まず、八代亜紀さんの『八代亜紀 いい歌いい話』という番組にお邪魔したんだ。
オレともう一人のゲストは中村美律子さん。オープニングでは3人で『東京ラプソディー』を歌って嬉しかったな。オレの昭和の話を聞いてもらいながら、当時にまつわる歌を2人が歌ってくれるんだから、贅沢だったよ。
そして、中村みっちゃんとは、2人でオレの愛する浅草へ出かけ、人力車でいろんな場所を案内してきたぞ。創業1809年という老舗のどぜう屋『駒形どぜう』でどぜうの丸鍋を食べながら、店主・越後屋助七こと渡辺孝之さんと話をしたよ。浅草演芸ホールの名物会長・松倉久幸さんとも屋上でいろんな話をしたぞ。松倉さんは昭和10年生まれ。学年はオレと同級生なんだよ。まぁ、あまりネタばらしもなんだな。6月2日、20時の放送だから、BS11でぜひ見てくれ!
『GG放談』には、三遊亭小遊三さん、川柳作家のやすみりえさんが来てくれたよ。
小遊三ちゃんは、オレも悠里ちゃんも古い付き合いだからな、駄話が弾んだよ、ハハハ。
オレが腸閉塞で『ミュージックプレゼント』を休んだ時など、代打で番組を切り盛りしてくれたんだよな。小遊三ちゃんがなぜ落語家になったかなんて話も聞けて面白かったぞ。
川柳作家のやすみりえさんとは、悠里ちゃんが『ゆうゆうワイド』の時にやっていた川柳のコーナでの優秀作品を『GG川柳』として、批評しあったぞ。
りえちゃんは、俳句と川柳の違いについてこう説明していたよ。
当然のことながら、俳句は季語があることで季節を感じさせる句でなくてはいけない。それに比べて川柳は自由だけど、人生の季節を感じさせることが大切だとね。
いい表現だよな。
そうなんだよな。人にはさまざまな人生があって、楽しいことばかりじゃなく、辛いこともあるだろう。でも、それをクスッと笑うように仕立てて十七文字のなかに思いを込めるというのが、川柳のいいところなんだよ。これを読んでる諸君、そして『GG放談』を聴いているジジイババア諸君、ぜひ、人生の季節を読み、味わい、謳歌しようぜ。
また、第二弾、第三弾とやりたいと思うから、ぜひ、川柳を送ってくれ!
そうだ、次の6月4日の『GG放談』のゲストは木梨憲武だからな。あいつのことだからいろいろとうるさかったけど、オレも悠里ちゃんも楽しかったぜ。
リスナー諸君も楽しみにしててくれ。ぜひ聴いてくれよ!
P.S. そうそう、TBSアナウンサーの井上貴博が本を出したんだ。『伝わるチカラ』(ダイヤモンド社)という本。ぜひ読んでやってくれ! それから貴博は、4月からラジオも始めた。『井上貴博 土曜日の『あ』』という冠番組で毎週土曜日13時からの放送だぞ。これもぜひ聴いてやってくれ!
(構成・伊波達也)