マムシ流 つれづれ草 第60回

【気力を充満させて、新たな種蒔きに精を出せ!】

 老若男女諸君! 元気に過ごしているかね。6月に入ったな。
 二十四節気では、小満から芒種へ移る時期。あらゆる生命が満ちていき、いろんな種蒔きをする季節だな。ジメジメしていて嫌な時期でもあるが、一人ひとりが気力を充満させて、新たな種蒔きをしていこうじゃねぇか。 

 5月の後半もいろんなことがあったし、いろんなことを考えたな。
 5月16日には、NHKの『ラジオ深夜便』の収録にお邪魔した。『芸の道 輝きつづけて』というコーナだよ。オレには似合わねぇテーマだな。芸道をひたすら貫いて輝いてきたなんて、ちっとも思ってねぇよ。行き当たりばったりでここまで来ただけだよ、ハハハ。
 でも、天下のNHKがそう評価してくれて呼んでくれるんだから、嬉しくはあるよ。
 司会はNHKのOBで、オレも旧知のなかの徳田章さんだ。「何でも聞いてくれ」ってなもんよ、ハハハ。子役時代のことから、ウルトラマンから『笑点』へのエピソード。そして『ミュージックプレゼント』のこと、まぁいつも通りあれこれしゃべったな。
 NHKに特化したことで言うと、オレは、大河ドラマ『峠の群像』、連続テレビ小説『ひらり』、Eテレの『介護百人一首』をはじめ、いろんなところに出させてもらってるからな。
 NHKで、「ジジイババア」と言っても唯一許されるのがこのオレだよ、ハハハ。
 そんなわけでいろいろと話が弾んだ。その模様は6月3日の0時台に放送されるから、ぜひ聴いてくれ。

 葛飾区が主催で、葛飾区消費者団体連合会共催という、消費者の日特別講演会『まむし流! 人生100年時代 愛される年寄りになる極意とは?』という講演会にも行ってきた。ここでは以前にもやったんだけどね。これもまぁいつも通りの話だけど、みんなありがたがって聞いてくれるよ。しかし人生100年時代ったって、住みにくい世の中だよ。
 政治家や私腹肥やしている連中ばかりがいい思いをして、正直者が馬鹿を見る世の中だ。
「自民党 裏金コースで おもてなし(表なし)」ってな。目先のことばかりで、自分のことしか考えていない。そんな連中に日本を任せていいのかね。
 100年生きるなんて気が遠くなるっていうジジイババア諸君は多いんじゃないか。
 だからそういうことに気づいている心ある諸君、特に若者諸君は、先へ先へを考えた種蒔きをどんどんしてくれよ! 頼むぜ!!
 そうそう、5月31日の『ミュージックプレゼント』は、文京区の菊坂にある『ゑちごや』という和菓子屋で甘味処で食堂もやってるお店へ行ってきたよ。なかなかいい店だから、今度ゆっくり紹介するよ。

 さて、6月1日からの『マムちゃんねる』は、声優の日髙のり子ちゃんが来てくれる。
オレはそんなに詳しくねぇが、『タッチ』の浅倉南といやぁ、うちのスタッフたちはもちろん、このブログを読んでくれている諸君が、胸キュンになるって言うじゃねぇか。
 押しも押されもせぬレジェンドってところか。オレは向き合ってしゃべるのは今回が初めてだけど、いろんな話ができて楽しかった。彼女も喜んでくれたよ。ぜひ見てくれ!
 声優といやぁ、先日、オレとは『劇団山王』旗上げの時からの古い付き合いで、まさに戦後の俳優、声優史を彩ってきた、トンチこと増山江威子が亡くなってしまった。学年は一つ下だけど、オレとは誕生日が1ヶ月も違わない。享年88歳だ。
 去年の6月には『マムちゃんねる』にも遊びに来てくれて、オレらしかわからない当時のいろんな古い話ができて嬉しかったんだけどなぁ。トンチとのエピソードとなったら話は尽きないよ。今度またゆっくり話そう。ご冥福をお祈りしますよ。
 そして、中尾彬も亡くなっちゃまったな。談志ともどもよく食ったり飲んだりしたよ。こちらもご冥福をお祈りします。
 何だか、ここ数年、ますます、昭和が音を立てて崩れていく感じだな。崩れていく昭和をオレが両手で必死に抑えている感じだよ。だから、まだオレのことはまだ迎えに来るんじゃねぇぞ、ハハハ。


  

 

 

(構成・伊波達也)

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