マムシ流 つれづれ草 第79回
【幸せ・不幸せは、我が心の持ちようだと思えばよし!】
老若男女諸君! 3月も中盤だな。先日は、10日が東京大空襲から80年。
そして11日は東日本大震災から14年だったな。
3月はオレの誕生日で締めくくるという素晴らしい月なんだが、先の二日間はいつまでも辛い悲しい出来事として心に刻まれているよ。けっして忘れてはならない出来事だ。
戦争のあれこれについては、これからもオレが毎年語り継いでいくが、いつも言うとおり、どんどん語れる人がいなくなっているからな。語るエピソードを持っている先輩・同輩・後輩諸君には、ぜひ語りべとして語って欲しいよ。
震災については、東日本大震災後も次々とさまざまな災害が起こっているよな。他人事ではなく、自分のこととして、皆で語り合って、助け合って、知恵を出し合っていくべきだな。国や各自治体にももっともっと頑張って欲しいよ。
3月前半もいろいろあったぞ。『杉並区鍼灸按マッサージ指圧師会』という団体が、80周年を迎えた。『あゆみ』という記念誌を出したというので、その会にお邪魔した。
会長の石井サク子さんをはじめ、会員の皆さんはとてもお元気なんだよ。皆さんいわゆる盲人であるわけだが、そんなことは超越して幸福感にあふれているんだよ。目の不自由なことはけっして“不幸”なことではなく、“不便”なだけだと言い放つんだ。素晴らしいだろ。幸せ・不幸せというのは人それぞれによってその感じ方が違うと思うんだが、こういう人たちの中にいると生きる勇気をもらえるよ。みんな前向きだからね。石井サク子さんが以前『陽だまり』という冊子を出した時、ラジオの企画やイベントで会う機会があったオレのことも書いてくれたんだよ。ありがとな。まだまだそっちはお若いから、これからも活躍してくださいよ。同じ石井のよしみもあるし、これからも応援していますからね。
心身の障害にしろ、病気にしろ、ケガや被災にしろ、人生はいろんなことが起こる、その辛さは計り知れないけど、そんなネガティブだと思われることのどれもこれもが、その人間の心の持ちようで切り抜けられるし、局面が変わるということもある気がするよ。
はたから見たら不幸だと思うことでも本人にとってはそれほどでもないかもしれないし、むしろ何らかの幸せや学びを見出しているかもしれないぜ。順風満帆で幸せそうに見える人でも本当は不幸なのかもしれないしな。
昔、オフクロが。幸せはパイみたいなもので量が決まってるから、取り分のうち自分が少なくとって多く残してあげれば、それだけ幸せになる人が増えるって言ってた。いいこと言いやがったな。オフクロは学はないけど、名言の宝庫だった。オレもその血を継いでか常に良いことを言ってるけど、さらに名言を発信し続けるからな、ハハハ。
3月後半の『マムちゃんねる』は、引き続き、女優・北原佐和子ちゃんの登場だ。後半も介護の話をいろいろするぞ。いい話満載だから、じっくり味わってくれ!
そして、今発売中の『女性セブン 3月20日号』(小学館)にオレの記事が載ってるから読んでくれよ。
さらに、3月19日には『徹子の部屋』に出演だ! いっぱい出てるから何度目だか、わからねぇんだが、今回は、昨年亡くなった大山のぶ代を偲び、砂川啓介・大山のぶ代夫妻との思い出について語った。徹子さんも大山のぶ代とは親友で長い付き合いだったから、いろんな話ができてよかったよ。徹子さんは相変わらず元気でよかった。徹子さんとならいろんな話ができるから嬉しいよ。くたばらないでくださいよ、ハハハ。
(構成・伊波達也)