マムシ流 つれづれ草 第87回

【若者諸君! この先80年も平和な日本を維持してくれ!】

 老若男女諸君! 猛暑、酷暑に負けていないかい。
 二十四節気では小暑だが、少々の暑さじゃないぞ、おい。四季というのを見直さないとダメだな。まるで亜熱帯だよ。アパレル業界では、5月から9月までを夏と定義して、夏物の生産を増やして、秋物を減らすなんてことも始めているらしいぜ。他の業界も然りなんじゃねぇのかな。下手したら10月だって暑いから、1年のほぼ半分が夏みたいなもんじゃねぇか。困ったもんだ。これじゃ四季でなく「二季」だな!まぁ、そんなことを嘆いていたって始まらねぇな。自分の身は自分で守ってくれ!

 7月前半もいろんなメディアでいろんなことを喋ってるぞ。まだ先に発刊される媒体だから種明かしは次回にするよ。それにしてもつくづく感じるのは、戦中戦後の話をできる御仁がますます減っているということだ。歴史的なニュースじゃなくて、身の丈で体験した人間の話というのをできる人がどんどんいなくなるから、いろんなメディアがオレのところに話を聞きにくる。話を聞きながら目から鱗が落ちたような顔をしている記者やインタビュアーも多いよ。明治生まれの戦争に行ったような人の孫でももう5〜60代から70代じゃねぇかな。この世代もおじいさんからの話を少しは聞いているかもしれないが、当時、戦地へ行った人たちは、核心に触れる話はしないで、みんなお墓に持っていっちまった。だから、オレは当時まだ9歳だったけど、自らが体験した戦争や空襲についてできるだけわかりやすく、琴線に触れるように伝えたいんだ。オレのところに来るような記者やインタビューのような若い連中に伝わってほしいんだよ。
 そして、オレの話をきっかけに戦時中や戦後の話に興味を持って、いろいろと調べたり、オレと同世代やもう少し上の先輩方の話を聞くようになってくれたりすると嬉しいな。
 戦後80年、昭和100年の今年、今はこうして平和に暮らしていられるけど、戦争というのはヒタヒタと近づいてくるかもしれないぜ。若者の皆さんは、これからの時代を生きるんだ。世界情勢は決して他人事じゃないぞ。平和な日本をこの先も維持していくためには、史実をきちんと知って、同じ轍を踏まないようにしていかないと、諸君が大変なことになるんだからな。7月20日の参議院選挙では、ぜひ清き一票を入れて、世直しをしていく気概をそれぞれが持ってくれ!
 来月・8月はまた、いろいろと戦争の話をすることになるだろうが、これからの80年が平和な日本であるようにオレは、オレたち世代は、次世代の諸君に向けて、喋り続けていくからな。よろしくな!
 
 さて、7月後半の『マムちゃんねる』も、NHKの顔でお茶の間を楽しませてくれたヒーロー・山川静夫さんの2回目だ。オレより3つ先輩だけど、とにかく元気で話が面白いよ。学ぶべきこともいっぱいある。今のメディアにも苦言を呈してるぜ。ぜひ若者にも見てほしい。それから糸井重里さんのところの『ほぼ日』に7月10日から7月14日まで全5回でオレのインタビューが掲載されてるからな。ここでも戦争の話、ジジイババア道の話を存分にしているから、ぜひぜひじっくり読んでくれ! そして、ジジイババアを元気にする、エフエム世田谷の「ツナグワラジオ」(毎週土曜日6:30〜7:00)のオレのコーナーもよろしく頼むぜ! じゃあな!


(構成・伊波達也)

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