マムシ流 つれづれ草 第114回

【老若男女、全方位との対話を通じて、生涯現役でがんばるぞ!>

 老若男女諸君! 9月だな。二十四節気では処暑。「処」とは止まるという意味だ。暑さが止まる時季ということだな。まぁ、ここ数日少しその感もあったが、また暑さがぶり返してきた。まだ止まらねえ感じだな。台風なんてぇのもあるし、線状降水帯などという厄介な豪雨もある。9月1日は『防災の日』だし、災害に備えておくことは大切だが、あまり心配してばかりいてもしょうがねぇからな。9月も楽しく過ごしていこう!

 8月後半は、これといったトピックがあったわけでもないが、相変わらず戦争にまつわるテーマの取材はいろんなメディアからオファーがあるね。
 前回も述べたが、次世代を担う若い諸君にオレが体験したありのままの戦争の話を地に足のついたリアルな感覚で伝えるべきだと思ってるよ。81年という歳月は相当長い。風化させないと言ったって、それはなかなか難しいぞ。当時の肌触りやにおいを伝えるというのは至難の業だと思うよ。聞く諸君が自分事として理解するというのはたいへんだ。それでも、この身で体験した話はしつづけないとダメだと思うね。オレに限らず、自分事として戦争を体験したオレと同世代のジジイババアは美談や物語ではなくありのままを語るべきだな。戦争の被害を受けた市井の人々の生きた声が大切なんだよ。
 8月の『ミュージックプレゼント』はそんな戦災で大きな被害を被った墨田区吾妻橋にある『下総屋』という老舗の町中華食堂にお邪魔したぞ。我が『まむしプロダクション』から目と鼻の先だ。『ミュージックプレゼント』では12年前に一度お邪魔したんだよ。この日はババアばっかりの5人が集まってくれたよ。
 ここの女将・折本光子さんは85歳で、病気も患ったらしいが、今も元気に料理の腕を振るっているんだよ。旦那さんは4年前に他界したが、長女の幸子さんを片腕として二人三脚で店を切り盛りしているんだ。この日は、他に80代のへらず口ババアが3人、ハハハ。皆、オレより年下で元気なんだよ。空襲の時は疎開をしていたりして、直接記憶に残る戦争の思い出はないようだったな。だけど、祖父母、両親から聞いた震災や戦災の話、そして、都電24番、あらかわ遊園地、往時の浅草、吉原の池、大正通り・・・、地元や下町の懐かしい話が次々に出てきて、話に花が咲いたぜ。楽しかったよ。
 光子さんと幸子さん、これからも楽しく生涯現役で仕事に励んでくださいよ。そして、ババア諸君! これからも元気で朗らかに過ごしてくれ!

 残念なことが一つあった。先日、西荻窪の『須田時計眼鏡店』のご主人・須田喜八郎さんが亡くなったんだ。享年99歳。11月で100歳を迎えるところだった。
 須田さんは、オレのラジオにも何度も出てくれて、プライベートでも時計を直してもらったりたいへん世話になった、残念だけど大往生だな。
 須田さんがスゲエのは、生涯現役で商売の時計の修理はもちろん、山登りをしたり、近所の皆さんと談笑したり、明るくマイペースで生きていたことだ。オレの『マムちゃん寄席』にも来てくれたりな。オレがあやかりたいと思っているジジイの最右翼の人だったよ。心よりお悔やみ申し上げるとともに、感謝申し上げますよ。ありがとうございました! オレも生涯現役でがんばります! あっちから見守っていてくださいよ!
 
 さて、9月の『マムちゃんねる』は、欽ちゃんファミリーの一員としてお茶の間では今も人気のある見栄晴だ。こいつ、オレとはほとんど接点がないんだが、オレのラジオの中継に遊びに来たり、やたらなついてくるんだよ。というわけで、『マムちゃんねる』登場とあいなった。しかし、見栄晴はすごいね。三木のり平さんをはじめいろんな人に可愛がられて来たんだよ。そんな話もしてくれているからな。楽しみに見てくれ!
 その他、新着情報は、このオレのホームページでチェックしてくれ。じゃあ、またな!


 

(構成・伊波達也)

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